上信国境南部周辺 御陵山(1822.4m)、中窪(1783m) 2015年6月13日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 7:53 駐車スペース−−7:57 送電線順路入口−−8:18 送電鉄塔−−8:41 御陵山(祠)−−8:44 御陵山(祠)−−9:08 中窪 9:11−−9:40 御陵山(三角点)−−9:55 送電鉄塔−−10:08 林道−−10:11 駐車スペース

場所長野県南佐久郡川上村
長野県南佐久郡南相木村
年月日2015年6月13日 日帰り
天候
山行種類一般登山+籔山
交通手段マイカー
駐車場林道入口近くのカーブに駐車余地あり
登山道の有無御陵山:あり 中窪:無し
籔の有無ほぼ無し
危険個所の有無中窪西側の1700m鞍部〜中窪山頂間は岩稜多くルート判断及び転落注意
山頂の展望御陵山:北〜西に展望良好
中窪:東半分の展望良好
GPSトラックログ
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コメント御陵山経由で中窪を往復。起点は馬越峠ではなく送電線巡視路入口。巡視路はやや道が薄いが籔無し。尾根上には御陵山まで登山道あり。山頂標識は三角点北側の肩にある祠で展望良好。三角点より先は道無しだが籔も無し。1700m鞍部から中窪の間は岩が連続し、ヤバそうな個所は南から巻いた。中窪山頂も岩場で東側の展望良好




県道カーブに駐車余地あり 林道入口。破損した送電線巡視路標識
送電線巡視路入口。これも標識が破損 巡視路入口は道が薄い
巡視路は藪の無い斜面を上がっていく 送電鉄塔に出た
送電鉄塔から南を見ている 尾根に乗る。明瞭な踏跡あり
目印あり ここにも目印
尾根上の道は藪無し 御陵山山頂
崩壊しかけた祠 昔から信仰登山の対象だったそうだ
御陵山から見た西側の展望
御陵山三角点。ここまで道が続く 三角点より先は道は無いが藪も無い
目印が点在する 鞍部へ下っていく
藪無しで歩きやすい尾根 人の手が入ったことがあるようだ
獣道 1700m鞍部から登り返しで岩が登場
岩の南側を巻いて登る 登れそうな場所で尾根上に出る
ケルン登場 目印もあるが岩場ではこの1か所だけ
また岩で行き詰る 南を巻く
ここから尾根上を目指す 最後だけちょっと籔っぽい
中窪山頂 山頂の目印はこれだけ
中窪から見た御陵山 中窪から見た西側の展望
中窪から見た北側の展望
岩場の下りはルート判断を慎重に 鞍部に達すれば安全圏
御陵山三角点 御陵山山頂
鉄塔から巡視路へ下る 林道到着
駐車余地到着 駐車余地のある場所


 今週は仕事の都合で1日しか休みが確保できなかったのでお手軽な山を目指すことにした。しかしもう6月半ばで気温は上昇、低山は無理なのでそこそこ標高がある山が望ましい。そしてある程度近場でないともったいない。そこで目をつけたのが御陵山とその東の中窪。ここは馬越峠から東に伸びる尾根上にあり、たぶん峠に踏跡入口があるのだろうと想像した。

 細い県道を上がっていき馬越峠に到着。ここに来るまでに斜面に取り付けそうな場所がないか探しながら来たがそれらしい場所を発見できなかった。北側に回りこんで下っていっても法面の連続で取り付くのは無理。予想外展開だが、こうなったら藪屋の本領発揮で適当に尾根に這い上がればいいだろう。

 Uターンして峠を再び越えて川上村側へ。車道を東へと下っていくと途中で左に分岐する廃林道?があり、ここから取り付くことにした。少し戻ったところに広い駐車スペースがあり、そこに車を置いて歩き出す。林道入口には破損した送電線巡視路の案内標識残骸があった。そうだ、送電線巡視路を使えば藪漕ぎなしで尾根に達することが可能だ。この付近で送電線が尾根を越えているので尾根上に鉄塔があるはず。つまりそこまで巡視路があるのは確実で、この林道は巡視路入口を兼ねているのだろう。

 草が生えた林道を少し歩くと左手に巡視路入口を発見。かなり薄い道だが無いよりはいい。樹林帯をジグザグに登っていくが、あちこちで道形が消えかかっていた。どうもあまり歩かれていないようだ。ただし藪は皆無なので利用には問題ない。

 送電鉄塔は尾根直上ではなく僅かに南にずれた斜面に立っていた。巨大な鉄塔で、この送電線は刈羽柏崎原発からの電気を首都圏に送電するためのものだが、今は原発は停止しているので僅かな電気しか流れていないだろう。ちなみに送電電圧は50万Vのはずだ。

 尾根に乗る直線が潅木で藪っぽいが、尾根に出てしまえば明瞭な踏跡が登場する。ということはやはりここより西側に登山口があるはず。どこで見落としたのだろうか? 今回の登山口として利用した林道入口は峠よりも高度は多少落ちるが水平距離は短縮されるので、どっちもどっちだろう。

 尾根上の道は登山道と表現していいくらい明瞭で目印もある。体に引っかかるような藪も無く快適。

 登り切ったピークが御陵山山頂。崩壊しかけた木の祠と山頂標識あり。西側は樹林が開けて展望のいい場所だ。残念ながら八ヶ岳は雲がかかっているが、その手前には男山、天狗山のピーク、右手には御座山がでかい。山頂には解説板があり、この山は昔から雨乞いの山として信仰登山の対象だったようだ。

 御陵山は三角点があるはずだが祠周辺には見当たらない。もっと東にあるようで中窪方面へ尾根を水平移動すると、次の小ピークに三角点があった。標高は祠のある場所と変わらないだろう。三角点は樹林に覆われ展望無しだった。

 道はここまでで中窪へ下る尾根は踏跡はなし。しかし藪も無いので問題なく歩ける。この尾根を歩く人はいるようで時々目印が登場する。人よりも鹿の方が多いようで鹿道はあるし糞もあった。

 鞍部から登りにかかると尾根の様子が一変し岩っぽくなって尾根上は進めなくなった。はたして中窪山頂へ到達できるだろうか。まずは岩の南側を巻くことにして岩の基部との境界を登る。傾斜はきついが植生があるので掴まりながら登ることが可能。どこかで尾根上に出られないか探りながら登ると岩が切れて上がれそうなルートを発見。登るとその先も行けそうだ。ここもたまに目印があるが、肝心な場所にはないようなので自分でルート判断する力量が求められる。再び岩で行き詰まって南へ逃げる。そろそろ山頂は近いのでまたもや尾根上に這いあがれる場所を探しながら登っていくと、これまた木が生えて登れそうな斜面が登場。登ると最後は松がちょっと邪魔だがすぐにピークに飛び出した。中窪山頂だ。

 完全に岩の上で周囲は松。ここから東へ落ちる尾根も松に覆われて岩っぽく、おそらく巻かないと進めないだろう。東から北方向に展望あり。御巣鷹山は県境稜線の向こう側なのでここからは見えない。

 本日の目的を達成したので下山開始。鞍部までは岩場が続くので尾根から離れるポイントに注意して下る。鞍部に達すればあとは安全地帯。御陵山から下っていると2人組とすれ違う。私の他に登山者がいるくらいだから、この道は正式登山道なのだろう。本当に入口はどこなのか気になるが、おそらく登山口があると予想される峠から車を置いた場所まで戻るのが面倒で、結局は往路を戻った。

 

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